オペレーションＲＯＣＫ

オペレーションＲＯＣＫが行われた８/２。

清里にあるＲＯＣＫでカレーを食べて帰還するという、極めて単純なイベントでもある。
しかし、カレーを食べるまでに走破しなければいけないルートが厳しいのが特徴だ。

勾配ももちろんだが、路面も厳しい。
景色も厳しい。

そんな３重苦なイベントがＲＯＣＫである。

カレーを食べたい・・・その気持ちだけで走るのである。

そんな苦難に立ち向かうべく、山梨市笛吹川フルーツ公園に集結した猛者達。

ダニエル氏・ＴＯ氏・Ｈｅｅ氏と私の４名である。

Ｈｅｅ氏は６月のＶＥＮＵＳ錬で見事にミッションをコンプリートしたばかりである。
ＶＥＮＵＳよりも厳しいこのルートを完遂することが出来るのか！？

富士山を背に余裕の一行。

撮影もそこそこに６時３０過ぎには出発する。

行け！マイナーズの猛者よ！！

果たして・・・。




駐車場から目指す峠はすぐそこである。

第一の関門は太良峠である。
距離は１０ｋｍ程度であるが、途中から登るので８～９ｋｍ程度で
勾配は約８％となる。

無理せず、ひーこら上りながらピークに到達する。

クリスタルラインの入り口もある。

路面は悪そうだ。

雲海の下に広がる街並みを

見ながら暫く休憩する。


よく休憩しておいた方が良い。

下りも疲れるからね(笑)

Ｈｅｅ氏も到着する。

この時点で、少し疲れが見える。

勾配がきついので、頑張りすぎては

後々厳しい事になります。














そして一気に下り、甲府市内の武田神社を目指すことになる。

しかし、ここの下りは舐めてはいけない。

途中から、下記のようなコンクリートの路面となり、数キロに渡り、

振動と急勾配に苦しめられることになる。

最大２０％の勾配だ。

重心を後ろにしないと、前転しますよ。

下りでもこの苦しみ・・・。

バイクコントロールが出来ないと危険です。

ＲＯＣＫへの道のりは長い。

無理な場合は、
押して下るのもありだ。

下りでも疲れたマイナーズ。

開放感ゼロのルートに

もはや疲れもピークだ。

Ｈｅｅ氏はなんとリム打ちパンクをしたようだ。

急勾配前で良かった。

ちなみに、新しく道を作っているようなので、

この要害温泉のルートは、

消え去る事となるのでしょうかね。

車も往来してましたが、

すれ違い不能ですよね。

県外ナンバーとか見かけましたが、

知らないで通ったら厳しいですよね。







恐怖の下りから開放され、武田神社に到着する。

入り口で記念撮影だ。


勿論、参拝などはする由も無い。
マイナーズはカレーを食べる為だけに山梨に来ているのだから(爆)

っというより、のんびり観光してＲＯＣＫでカレーが食べれるほど、

甘いルートではないのである。

マイナーズの猛者達はそれがよく分かっているので、

むやみに観光はしないのである。

自分達の首が絞まるから(爆)

武田神社の次は、昇仙峡だぜ。

９時から１７時まで車両通行止めの昇仙峡ライン。
綺麗な景色に癒される今回のルートの中で屈指のビューポイントだ。

車も通らない、しかも時間が早いので観光客も居ない。
貸切のルートだ。

貸切料を払うのが大変だったぜ(嘘)

ゆっくりと走りながら絶景を楽しむ事に成功したマイナーズ。

前半戦の目的はこれでほぼ終了したといっても良い。

甲府観光を終え、本題のクリスタルラインへの突入を待つばかりとなる。

昇仙峡ラインから

クリスタルラインへ向かう林道へ

アプローチを開始する。

ＴＯ氏「俺の脚はまだ仕事をしてないぜ」

山に入るといつもの加速で、

消えてゆく。

ダニエル氏「そうはさせんぞ！」
　　　　　　　「おれのアタックを喰らえ！！！」


下ハンを持って登坂でまさかのアタック開始だぜ。






















そんな激闘を繰り返し！？　ようやく林道への入り口に差し掛かる。

今回のメインは観音峠からの

木賊峠が最大標高となる。

此処を抜けてからの清里は

果てしなく遠く感じられる。

Ｈｅｅ氏「ここまでがアプローチ！？」
　　　　「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
　　　　「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
　　　　「orz」

どうやら聞きたくなかった文言だったようだ。

暑さと勾配、路面に景色・・・、

どれをとっても最悪のクリスタルラインだ。

無理もない。







観音峠をやっとの思いでクリアした、まさにその時！？

空からゴロゴロという音が聞こえてきた。
黒い雲が出てきて、気温が一気に下がり始めた。

これは間違いなく豪雨が来る。
しかも、行き先が間違いなく豪雨である。

木賊峠まで進路を勧め、そこで
しばし作戦会議を開くマイナーズ。

豪雨には会いたくは無い、しかしカレーは食べたい。

この選択は、現状から見て明らかに矛盾するのである。

タイムリミットもある。

日暮れの峠を下るのはライト装備でも厳しいのである。

なので、此処は着地点として、カレーは食べても雨には降られない。

そんなミラクルな代替案をだした。

ＴＯ氏が指し示す。

右手は現在地、木賊峠である。

左手は代替案地点のみずがき山荘である。

もはやこれしかあるまい。


山では順応さが大事である。

こうしてみずがき山荘にやってきた。

豪雨でやられた後のようだ。

雨雲はその先に向かったようだ。

ここでランチだ。

ハンバーグもあるな。

でもここはカレーだ。













ピリ辛のカレーだ。

ダニエル氏が全員にちーかまを配る。

ファイアードッグカレーの完成だ。
にくい演出により、山荘でＲＯＣＫな気分を満喫した一行。

その後は、下り全開にて

明野のひまわりを定点観測！

って向日葵が咲いてない・・・。

まだ早かったようだ。














マイナーズ「咲いてたぁ～～～」

こうして、甲府の街中を抜け、フルーツ公園に１８時前には帰還することができた。

雨にも降られず、日も暮れなくて良かった。


富士山を背に３のポーズを決める一行。

獲得標高３０００ｍのポーズである。

出発の時より、疲れが見えるのは気のせいはないな。

約１２時間もの間、よく頑張りました。


皆様、本当にお疲れ様でした。

フルーツ買って、ディーナーを食べて帰還だぜ！！

【走行データ】
走行距離：約１２０ｋｍ
獲得標高：約３０００ｍ


【ミッション】
１．獲得標高２０００ｍ　成功
２．観光スポットめぐり　成功
３．ＲＯＣＫでのカレー　 失敗


リベンジＲＯＣＫ錬の開催をしないとですね。
プレオペレーション企画として簡易ルートでの作成をしてみます。